キーワード検索
20250216 The Amir Trophy
The Amir Trophy💎
サトノグランツ × C.スミヨン騎手🥉
ゼッケン3番/2枠|サトノグランツ(C.スミヨン騎手)3着🥉
友道康夫厩舎| 馬主・里見治様
生産・ノーザンファーム様

《The Amir Trophy》
この海外重賞に2度目の挑戦をすることになったサトノグランツ。
ローテーションも昨年と同じくしており、個人的には前走の日経新春杯を終えた段階で(勝手に)予感がしていました。
前年の記憶を辿りながら、招待受諾までその時に備えて遠征準備を進めておりました。
こちらの投稿では詳細を省きますが、現地時間の2月15日正午過ぎごろに懐かしのアルライヤン競馬場に到着しました。
小雨がパラついており場内スタンドの床はかなり濡れていて、午前中に結構な量の降雨があったことを示していました。
残念ながらこの日はレース中止に。
アミールトロフィーは翌日に順延され、その舞台もアルウクダ競馬場へと変更されました。
満身創痍でたどり着いたアルウクダ競馬場で、大好きなグランツに会えるその瞬間を心待ちにしていました。



異国での急な再輸送にも耐え、こうして落ち着いた様子で歩を進めるグランツを見た時は胸がいっぱいになりました。
会いにきたよ、ここで見てるよ、がんばれ!と何度も心の中で念じました。
鞍上は、順延時に様々情報が飛び交いましたが予定通り初コンビのC.スミヨン騎手。頼もしく映りました😊
別場とはいえ、近隣のアルライヤンで中止となった本競走です。
私自身英語がさほど堪能でないうえに情報に乏しい状況ではこの日のアルウクダの馬場コンディションや安全性などもよく把握しきれずに、正直不安な思いも抱えておりました。
どんどん時間は経過し、少々押したスケジュールでアミールトロフィーの発走となりました。

開催場変更の影響で2300mへと100m短縮されたアミールトロフィー。ゴール地点はVIPゾーンにあったため、ゴールから100〜200mほど手前の地点でその瞬間を見守っていました。
前進気勢たっぷりのスタートで内寄りの2番ゲートを出たグランツは、外レベルスロマンスのすぐ後方につき目の前を駆け抜けて行きました。
日本では近走中段から後方でレースを展開することが多く、この日も中段やや後方から向正面へ。

ラストスパートに向けて周囲のアラビアンたちの歓声がどんどん大きくなっていきます。馬群も徐々に凝縮していくなか、世界のライバルたちに負けじと死力を尽くそうとするグランツの姿に自然と涙が溢れてきました。
同じような瞬間で恐縮ですが、疾走するグランツの勇姿をご覧ください。



外側を大きく回ってきたにも関わらず、スミヨンJのゴーサインに応えて伸びて、伸びて、最後までしぶとく伸びてくれました。最後の直線の姿は、ここ最近見届けてきた彼の姿のうちで一番反応良く輝いて見えたように思います。

最後の最後まで前を目指したサトノグランツは、立派に3着入線を果たしてくれました🥉
届かないとはわかっていてもその場で「おかえり」と「ありがとう」を、ずっとずっと。口の中で繰り返しました。



特殊な構造の引き上げを、姿が見えなくなるまでお見送りしました。

グランツ、お疲れ様でした!
日本のファンはみんなきみの頑張りを讃えています。世界で闘って3着を獲るって本当にすごくて、すごいこと。
急な順延、競馬場の変更、輸送、そして距離短縮。あまり得意ではない小さな箱でも大健闘してくれたね。
昨年に続いてカタールまで連れてきてくれてありがとう✨
日本でも世界でも きみの選ぶ路を追いかけて、これからもずっと近くにいます。
特別でかけがえがないその輝きをこの5歳のシーズンもそばで見届けさせてください。飛躍の年になるよ、きっと💎
まずは世界の名ジョッキーも進言してくれた、お父さんとおんなじ3000mを越える領域へ!

大好きだよ💍
__________
後日、レース以外の道中をまとめたカタール遠征記も投稿予定です🇶🇦
コメント GOODボタン
コメント